活動やコラム

Rooftop wine partyを開催させていただきました

Rooftop wine partyを開催させていただきました

TsuikiSaori

Rooftop wine party 4月26日(土) デザインボックスの行方優子さんと共に小倉大志さんのサックスに感激したのが昨年秋。 世界で活躍する素晴らしい演奏家がワイン会で演奏してくださるという夢のようなひと時でした。 演奏家の方達の音楽だけではなく人柄がまた素敵で、ゲストも私たちも魅了されていました。 そしてそんな音楽やワインと共に楽しむ林礼一さんのお料理がまたとても素敵でした。 こんな話をフランスでパティシエの仕事を学ばせてもらったシェフと話していたら、 「音楽も食事もワインも全てパーティーの演出。 主役はゲスト。 ゲストがその演出に心地良さを感じられればパーティーは成功。」 だと言っていました。 大切な時間をより楽しんでいただく一つのファクターとして、想いの乗ったワインを届けたい。 という私のコンセプト。 今後もこの想いがブレないようにやっていこうと思いました。 ご参加くださったお客様、ありがとうございました。

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ワインと自然

ワインと自然

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今日はイタリア、マルケ州、ヴァル・メノッキアでワイン造りをしているディアネッティのエマニュエーレの記事を紹介します。 私がお付き合いをする生産者がよく言っていること、それは、 「自分の生まれ育った場所の景色を変えることなく、そのまま自分の子どもたちに引き継ぎたい。」 ワイン生産者の家族が家族継承でワイナリーを経営していく背景には、こんな想いがよくあります。 エマニュエーレも地元愛が強く地元を離れたくないという想い、自分の家の葡萄畑を守っていきたいという想いからワイン造りに携わるようになったそうです。 彼は、イタリアではそれぞれの地域に特定のワインがあり、その土地の食の伝統と結びついているため、ワインを通してワインと結びついた文化を伝えたいと言います。 ワインの世界を別の視点から考えると、現在の市場トレンドは流行、マーケティング、市場を追いかけることですが、自然には独自のタイミングがあります。 手作業による剪定と収穫、伝統的な道具と技術によるワイン造り、木樽と瓶内での熟成…   品質重視のワインが即効的に売れない理由だそうです。 実際に私もイタリアで、「ナチュール」「ビオ」…を謳って自然とは程遠い生産をされているワインが多く存在することも知りました。   ヨーロッパでは「ビオだから素晴らしい」という考えはもはや古い考えだそうです。 だから、あえてオーガニック認定を受けない生産者も増えているそうです。 "何を大切に考えるか"で自分のワインの方針が決まると私がお付き合いをする生産者は皆言います。 「自然のリズムに身を委ね尊重するワイン生産者が再び中心となって、ワイン業界を支えていくことを目指していきたい」 とエマニュエーレは語っています。

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ファーストクラスJazzワイン会を開催させていただきました

ファーストクラスJazzワイン会を開催させていただきました

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ファーストクラスJazzワイン会 「上質なワインとJAZZ、心に残る特別なひととき—そして、世界とつながる素敵な夜」 3月29日 まるで飛行機のファーストクラスラウンジにいるかのような洗練された空間で音楽とお食事、素敵なゲストとの会話をお楽しみいただきたいとデザインボックスの行方優子さんと共に企画をしたイベントです。   お上品な空間をより一層華やかにしてくださったのがJazzシンガーの川鰭 祐子さんの素晴らしい歌声とケージ東さんのピアノ演奏。 そしていつも私と優子さんの無茶振りリクエストを快くお受けいただき、想像以上のお料理をご用意してくださるのがメグモグキッチンの田中めぐみさん。 当社のワインとの相性も考え、いつも温かいお料理をありがとうございます。   私の用意したスペシャル体験はフランス・アルザスのワインの生産者、二デールウィンドのイゴールとzoomを繋ぎ、大スクリーンに映る生産者とお客様が直接お話をしていただくというひととき。 私が日々行う生産者とのzoomミーティング。   こんな人がこんなところで造っているワインなんだ!とお客様にも知っていただけるのは私も嬉しい出来事です。   「沙織と優子のためならなんでもやる!」と言ってくれるイゴールにもとても感謝です。 実際に自分のワインを飲んでくれる日本のお客様を生産者が直接見ることで生産者の気持ちも変わっているのだと実感しました。   そしてこれだけの盛りだくさんの企画をまとめ上げる主催者の優子さん。   CA時代、チーフによってキャビンの雰囲気が変わるとよく言われていました。 パワフルで温かなチーフの元、素晴らしい空間になったと思っています。 温かな空間の中で、私たちとお客様、そしてお客様同士の素晴らしいご縁ができたことにとても感謝しています。

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L’altra Toscana 2025

L’altra Toscana 2025

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フィレンツェで毎年行われるワインの品評会、L’altra Toscana。 “ラルトラ・トスカーナ”とは「もう一つのトスカーナ」という意味で、トスカーナのあまり知られていないハイクオリティのワインが発見されることも多いイベントです。   トスカーナはキャンティ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ボルゲリなど世界的に有名なワインが多いのですが、その影に隠れがちな素晴らしいワインが発掘されるのがこのイベント。   ベストシラーワインに選ばれたのはやはりこのワイン。 カンティーナ・ドヴェリのルシオロです。   「最高の状態で、厚みがあり、鉄分を感じ、黒胡椒の香りがはっきりと出ていて、口に含むとこの葡萄品種のすべての可能性を感じます。リッチで、ふくよかで、包み込むような味わい、そしてしっかりとしたタンニンを感じます。」   とかなりの高評価です。   生産者ファブリツィオも大満足です。 ルシオロとは小さな扉という意味で、ひっそりと佇む、知る人ぞ知るワイン愛飲家のためのワイナリーという場所なのですが、現地ではソムリエもなかなか購入できないワインになっているそうです。  

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ワイナリーの一年の始まり

ワイナリーの一年の始まり

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  ワイナリーでは今「剪定」が行われています。 葡萄の収穫量や品質を調節するための大事な作業。   Dianettiでは葡萄の生産をしているママが今剪定を頑張っているそうです。   一年の始まりはこうした地道な作業から始まります。   剪定した枝の先からしたたる樹液のことをpleurs(プルール)と言ってフランス語で涙の意味。 ワイナリーはいつの季節も自然の美しさがあります。

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愛の色 ロゼワイン会を開催させていただきました

愛の色 ロゼワイン会を開催させていただきました

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  愛の色 ロゼワイン会 2月1日(土)     今年最初のワイン会を開催させていただきました。 バレンタインにちなみ、ポデレ・マレッラの美しいロゼで乾杯!   生産者とZOOMを繋ぎ、お客様に生産者から直接お話を聞いていただき、また生産者には日本のお客様を知っていただき、彼女のワインで一緒に乾杯をするという貴重な時間。   ポデレ・マレッラは家族経営の小さなワイナリーです。   ワイナリーで働いているとお客様と対面でお話しすることは少なく、他国のお客様に会えるなんてとても嬉しい!   と言っていたのは生産者家族の次女、エリカ。   生産者の中でも私と歳が近い彼女は仕事の話はもちろん、たわいの無い話もできる存在で、いつも正確で丁寧なお仕事をしてくれ、人柄の良さもあり、応援してあげたい生産者の一人です。   そんな彼女をお客様にご紹介できたのは、私としても嬉しい出来事でした! そんなエリカと会話を繋いでくれたのがオーナー、アントニオ。   みんなを盛り上げながら、通訳をしてくれるという素晴らしい対応、ありがとうございました! 今年のイベントの目標は、他ではない経験を!心から楽しんでもらえる会を!をモットーに企画をしていきます。   皆様、今年もよろしくお願いいたします。 ご参加いただいたお客様、ありがとうございました。

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今年もありがとうございました!ワイン会を開催させていただきました

今年もありがとうございました!ワイン会を開催させていただきました

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今年もありがとうございました!ワイン会 12月21日(土) いつもお世話になっているお客様への感謝の気持ちを伝えたく、今年最後のワイン会を開催させていただきました。 名古屋の飲食界のドンと呼ばれる長谷川研二さんのお店、QuattroBar M4. にて開催させていただきました。 「自分がやりたいことをやるのではなくて来ていただいたお客さんが喜んでくれることをやらなきゃいけないんだ」 と自ら柱に釘を打ってスクリーンを取り付けてくださった長谷川さん。 そんなレジェンドと準備をさせてもらい、いろいろ学ばせていただきました。 ワイン会は毎回温かいお客様に囲まれ、私はとても楽しく開催をさせていただいています。 いつもお集まりいただくお客様に心から感謝しています。 そしてお客様同士のご縁を感謝してくださるお客様が多くて、それもとても嬉しい限りです。 ご参加いただいたお客様、ありがとうございました。 来年もまた新しいことを考えています。 是非来年もよろしくお願いいたします。

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ワインの「澱」とは?

ワインの「澱」とは?

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赤ワインのボトルの底に溜まっている黒い沈殿物を見かけたことはありませんか? 赤ワインをあまり飲まれないお客様は驚かれる方もいますが、この正体は熟成中にタンニンやポリフェノール、タンパク質などの成分が結晶化した「澱」です。   *たまに、口に含んでしまい心配されるお客様もいますが、澱は健康上には何も影響のないものです。   ワインが出来てすぐはタンニンやポリフェノール、タンパク質などの成分は別々に液体中に浮遊しているのですが、熟成過程で少しずつワインが空気となじみ、それぞれの成分が結びつき結晶化します。   イメージしてみてください。   若いワインで、口当たりがとても硬く、ざらざらとした渋みを感じることがありますよね。   そして、熟成を経たワインが柔らかくふくよかで飲みやすく感じることはありませんか?   これは、タンニンなどの成分が最初は細かい粒で、口当たりがザラザラとしていますが、成分が結びついて粒が大きくなることで口の中で柔らかく滑らかになっていくという現象です。   そしてもっと大きくなった粒は澱として沈み、余分なタンニンが抜け落ちると角が取れ、柔らかく滑らかなワインが出来上がります。   長期間熟成させたワインに澱がよく見られるのはそのためです。   またタンニンの多いワインで澱がたくさん発生するのもこのためです。 もう一つ。   私の仕入れるワインは極力余分なものは添加しないで自然の味わいをと考える生産者が多いのですが、生産者の中には濾過をしなかったり、清澄化をしない(薬品を使用して透明度を上げない)製法を取る方もいます。 葡萄本来の味わいが楽しめるのが最大の魅力です!   濾過や清澄化をしないと澱の元となる成分も多く含まれ、それほど熟成期間を経ていなくても澱が多く発生しているワインもあります。   澱のあるワインを飲む時は…   買ってきてすぐに飲むのは避けて、数日間動かさずに置いておき、澱が沈むのを待ってください。...

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Rooftop wine partyを開催しました

Rooftop wine partyを開催しました

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Rooftop wine party 10月12日(土)   とても気候が良く、お天気にも恵まれた土曜日の夕方から、デザインボックスさんの会社の屋上でワインパーティーを開催させていただきました。  毎回コンセプトを決めて行うワイン会ですが、今回のコンセプトは少し涼しくなる頃に名古屋のマンハッタンを眺めながら、気心知れた大切な仲間だけでフランクに楽しめる大人カジュアルなワインパーティー。   ビルのオーナーさんが快く屋上での開催を許可してくださり、最高の季節に素敵な会を開催することができ、心から感謝しています。   会の始まりは私のイタリアのビジネスパートナーであり、友人でもあるソムリエMarco Boldrini直伝のオリジナルカクテル。 マルコはイタリア・ウンブリア州・パニかーれにある家族経営の「リロタティーニ」(ウンブリア州で最も有名なレストランの一つ)で育ち、ソムリエとなりました。   現在はオランダ・アムステルダムで自身のイタリアンを経営し、オランダのイタリアンレストラン・トップ10に選ばれるなど数々の賞を受賞しています。   オランダの彼の有名レストランで大人気を得た彼オリジナルのカクテル「ダークスプリッツ」。   ご参加いただいたお客様が日本では初めて、そして他では飲めないカクテルです。   イタリアでは食前に「美味しい」と「楽しい会話」を感じてから食事に入ることが大切なんだそうです。 お越しいただいたお客様から順にカクテルを片手に会話が弾み、そこに華やかなお料理でテーブルを彩ってくださったのはメグモグキッチンの田中めぐみさん。   愛情たっぷりで優しい味わいのお料理はAmusez vousの仕入れる自然の味わいを大切にと考える造り手のワインとの相性が良く、お客様にも大好評でした。 いつもワイン会を開催すると素敵なご縁に恵まれ、またお客様同士が仲良くなってくださり、素敵な繋がりが生まれているのをとても嬉しく思っています。 「ワインとは人と人を繋ぐもの」   生産者たちが言うこの言葉を私もしっかりと実現させられるような、そんな素敵な企画をしていきたいと思っています。 ご参加いただいたお客様、ありがとうございました。...

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「ケーブルフェスタ」のイベントでマルシェを出店しました。

「ケーブルフェスタ」のイベントでマルシェを出店しました。

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10月5日(土)、6日(日)   2日間、名古屋 栄のオアシス21でケーブルテレビさんのイベントにてマルシェを出店しました。 株式会社デザインボックスさんのお洒落なブースで、シチリアモーレ株式会社さんのオリーブオイルと共に当社のワインをご紹介させていただきました!   当日はお天気にも恵まれ、たくさんの素敵なお客様に足を運んでいただき、ブースを盛り上げていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。   お越しいただいた皆様、ありがとうございました。 いつも応援してくださるお客様のご来店、新しいお客様との出会いなど、イベントならではのたくさんの楽しみがあり、また、イベント全体の企画力、全体の盛り上がり方にも感激し、たくさんのことを学ばせていただきました。     また今後もイベントを企画していきたいと思いますが、一つ一つを大切に、パワーアップしたイベントができるように頑張っていきたいと思っています!

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ワインの「ボディ」とは?

ワインの「ボディ」とは?

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ワインの話題で度々出てくる「ボディ」という言葉。   簡単に説明をするとワインを口に含んだ時に感じる全てをまとめた言葉で、味わいや香り、飲み心地など全てを図る言葉です。 ライトボディ ライトボディのワインはアルコール度数が低く、軽く、さっぱりとした味わいです。   色が薄く、タンニンはさらっとしていて渋みは少なく、飲んだ後もすっきりとした軽い飲み心地のワインを言います。   ミディアムボディ   ミディアムボディのワインはフルボディとライトボディの中間くらいの味わいで、アルコール度数は13.5%くらいです。   飲み心地も重すぎず軽すぎず、タンニンも強くはないけど程々なワインを言います。   フルボディ   フルボディのワインはアルコールを多く含み、重みがあり、ふくよかな味わいです。   色が濃くて、タンニンによる渋みが強く、飲んだあとの余韻が長いワインが多く、重みがどっしりとしたワインを言います。   アルコール度数 重み 飲み心地 タンニン ライトボディ 低い 軽い すっきり 多い ミディアムボディ...

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ワイングラスの選び方

ワイングラスの選び方

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よく、赤ワイン用グラス、白ワイン用グラス、シャンパングラス……   もっと細かくなると葡萄の品種ごとに違うグラスが存在し、何が違うの?と混乱されるお客様がいます。 こちらも最初にお伝えしますと、ワインはどんな酒器で飲んでいただいても不正解はありません!   ですが、グラスについても少し知識を持つと、より楽しんでいただけると思いお伝えいたします。   ワイングラスはスワリングをしたり、ワインを適温に保ったりと香りを高めることを第一に考えられています。   ではグラスの形によって何が変わるのでしょうか。   着目点①:グラスの口の大きさ   着目点②:グラスの太い部分と細い部分の差 グラスの口が大きく、太さのが小さいこのようなグラス(ボルドー型)は、ワインが口に流れる幅が広くなり、ゆっくりと流れ込みます。 逆にグラスの口が小さく、太さの差が大きいこのようなグラス(ブルゴーニュ型)は、ワインが口に流れる幅は狭くストレートに流れ込みます。(グラスを傾ける角度が急になるので。)   ボルドー型はゆっくりと口に流れ込んでくるので、口内でワインの温度が上がり、タンニンをまろやかに、ふくよか感や凝縮感を楽しませてくれる形です。   逆にブルゴーニュ型はストレートに口に流れ込んでくるので、ワインの温度変化が少なく、フレッシュさやフルーティーさ、エレガントさを楽しませてくれる形です。   *温度によって変わるワインの味わいはこちら   また、ワイングラスの脚を持つのは、グラスのボウル部分に触れて温度が上がってしまうのを防いでくれるというちゃんとした意味があります!   次に、グラスのボウルについて、香りを引き立てるために、   グラスのボウル部分が大きいものが一番良いのか?   と聞かれることがあります。...

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