ワインの「ボディ」とは?

ワインの「ボディ」とは?

ワインの話題で度々出てくる「ボディ」という言葉。

 

簡単に説明をするとワインを口に含んだ時に感じる全てをまとめた言葉で、味わいや香り、飲み心地など全てを図る言葉です。

ライトボディ

ライトボディのワインはアルコール度数が低く、軽く、さっぱりとした味わいです。

 

色が薄く、タンニンはさらっとしていて渋みは少なく、飲んだ後もすっきりとした軽い飲み心地のワインを言います。

 

ミディアムボディ

 

ミディアムボディのワインはフルボディとライトボディの中間くらいの味わいで、アルコール度数は13.5%くらいです。

 

飲み心地も重すぎず軽すぎず、タンニンも強くはないけど程々なワインを言います。

 

フルボディ

 

フルボディのワインはアルコールを多く含み、重みがあり、ふくよかな味わいです。

 

色が濃くて、タンニンによる渋みが強く、飲んだあとの余韻が長いワインが多く、重みがどっしりとしたワインを言います。

 

アルコール度数 重み 飲み心地 タンニン

ライトボディ

低い 軽い すっきり 多い

ミディアムボディ

中間

(13.5%程度)

中間

重すぎず軽すぎず

中間
フルボディ 高い 重い どっしり 少ない

       

きっちりとした表示の取り決めはないので、13.5%くらいのアルコール度数でもしっかりとした味わいでフルボディと記載されているものもありますし、逆にさらっとした飲み心地でライトボディと記載されているものもあります。

 

ワインの“脚”、“涙”

ワインの“脚”や“涙”と言われるものはスワリングをした後に傾けるとグラスの側面に現れるワインの跡です。

 

「ボディ」のある粘着性のあるワインほど雫がゆっくりと流れます。

 

これも「ボディ」を見分ける一つのポイントです。

 

白、ロゼ、オレンジワインの「ボディ」とは?

「ボディ」という言葉はあまり使わず、糖度が高いか低いかで「甘口」「辛口」と表現することが多いですが、「ボディ」で表すこともあります。

 

白ワインのフルボディは濃い黄色から金色に近い色調をしていて、香り味わいがふくよかで飲み応えがあります。

 

ライトボディは淡いレモンイエローや緑がかった黄色で、アルコール度数が低くすっきりとした飲み応えです。

 

そしてその中間がミディアムボディです。

 

ワイン楽しむ知識を少し知っていただくだけで、何かの機会に普通よりも楽しみが大きくなると思います。

 

ワイン好きな方はもちろん、ワインをこれから知りたいと思っている方にも、「ワインのあるくらし」を楽しんでいただけたらと思っています。